CNC複合旋盤動画

端面溝部の面取り加工

CNC複合旋盤で回転工具を使用した面取り加工です。

弊社が設備しております『森精機NL2000SMC』にはY軸が付いていません。(Y軸付はNL2000SYになります。) 中心を外れた溝入れや溝の面取り等は、この動画のように“極座標補間”を使用しての加工となります。
この加工は回転工具を使用した加工になります。軸の中心部分を加工するなら工具を上(または下)に動かすことにより加工可能なんですが、中心から外れたところを加工するために、工具を上下に動かし尚かつ製品を回転させながら加工する。

・・・言葉では難しいですが、このような動きをしていると思いながら見てください。

フランジ付シャフトのプログラム描画

森精機NL2000の対話方式で組んだプログラムの描画です。

オペレーティングシステムは三菱(メルダス)製の MAPPS Ⅱ と言うものです。
行程としては、
『外径荒』→『外径仕上げ』→『外ネジ切り』→『突っ切り』
ここまでが第1主軸での加工。第2主軸に移り背面側
『外径荒』→『外径仕上げ』→『完成品』
このような流れになってます。

描画を利用する事により、複雑形状の製品もプログラムを作成し加工前に形状を確認できるため、プログラムミスによる事故を未然に防ぐ事が可能となります。

ボス付スペーサーのプログラム描画(断面編)

加工品断面が見る事ができる描画です。

なんて事ない加工ですが描画で見るとまた違った感じで楽しい感じがするのは私だけ・・・ですかね?
今回は内径加工がついているので、断面を見た方がわかりやすいので断面での描画をUPしてみました。
まずは第1主軸での正面からの加工、次に第2主軸を利用しての背面側の仕上げ加工になります。

機械から出てくると完成品ですので、弊社のような少人数の工場には手離れが良くてかなり助けられます。弊社で得意とする加工工程品となります。

二面幅取り付プログラム描画

複合加工付プログラム描画です。

今回のものは外径加工に加えて、回転工具を用いて二面幅取り加工を施したものです。
旋盤加工のみなら描画で大体の機械の動きを予測していただけそうですが、回転工具が加わると描画では機械自体の動きがわかりませんね。次回は機械動作の動画もあわせて準備したいと思います。